先日TV番組でも紹介されましたので、ご存知の方も多いかと思いますが、
ある幼稚園児の動画が話題となっています。
鹿児島県霧島市にある「高千穂幼稚園」で起こった奇跡の動画です。
この幼稚園の卒園式での集大成イベントとなっている、園児たちの「跳び箱10段跳び披露」。
こどもたちは年少児時から毎日のように練習を重ね、卒園式では先生や父兄、仲間たちの前で
卒園児全員が「跳び箱10段」を跳ぶことを目標としているそうです。
卒園式を1ヶ月後に控えた2016年の2月。
ひとりの園児が、母親が抱えた病の療養のため、遠くへ引越すことになり、
園では、せっかく努力してきたその園児のため、
最終登園日となった「学習発表会」に、その子のための「跳び箱」と「卒園証書」を用意したそうです。
自分の身長よりずっと高い10段の跳び箱に、
涙を拭きながら何度も果敢に挑戦し続ける姿。
発表会に来られないお母さんのため、
「いっしょにがんばって病気をやっつけようね。」
この園児はそう思いながらこの跳び箱に挑んだといいます。
そして、
仲間の園児たちのまっすぐな応援が、奇跡を起こした感動の動画がこちらです。
↓
この動画は再生回数1900万回を超え、
中国の動画サイトにも”日本の幼稚園児”として投稿され、
中国で”感動した!!”、”日本の教育を見習うべき!”などと話題になっているそうです。
お母さんのため、
小さな身体で頑張る姿。
その園児のため、自分のことのように熱く見守る仲間や先生や父兄たち。
ご紹介せずにはいられない動画でした。
ちなみにこのとき園児の父親は、号泣のあまりちゃんと見ることができず、
それでもなんとかこの映像を母親に見せようと、必死で撮影したそうです。
この子の純粋な祈りが通じたのか、
気になるお母さんの病は、
その後の移住先で順調に回復してきたそうです。