ある日その付近で、困った表情でうろうろしているおばあちゃんがいらっしゃいました。
私はそのおばあちゃんが気になり、声を掛けてみました。
「どうなさったんですか?」
おばあちゃん:「3㎝×4㎝の写真が撮りたいのに…」
とてもお困りの様子でした。
お話を伺っていると、機械の音声案内が早くて追いつかないとのこと。
私は、一緒に音声に従って操作してみることにしました。
すると、びっくり!
おばあちゃんの言う通り
音声案内が一方的に指示し、画面がどんどん進んでいってしまいます。
「なるほど。これはおばあちゃんには難しいですねえ。」
一緒に操作を始めました。
「お金はここ!」
「はい、このボタン」
「次は、このボタン」私も必死です。
そして1枚目…カシャ
(「あ・・・顔半分しか映ってない・・・!」)
曲がった腰を伸ばしてとは言えないので近くにあった厚いものを差し出しもう一度。
はい、チーズ、カシャ!
おばあちゃん:「わあ!」
おばあちゃんがにっこり笑顔に。
おばあちゃん:「ありがとうございます。」
「おばあちゃん、よかったですね」
おばあちゃんはほっとした様子で「ふう~」
すぐ近くの椅子でおばあちゃんは一休みです。
おばあちゃんの手助けができて一安心。
「今日も青汁飲んで元気に頑張るか!」
立ち上がり9階へ戻りました。
Y.K