2016年5月27日金曜日

ツバメと親切心

出勤時、駅の改札近くの電光掲示板にツバメが巣を作っているのを発見しました。
雛がとても可愛らしく、「もうそんな季節になったのだな」と微笑ましく思っておりました。

その日、新聞を店舗に並べていると、一面に「駅に20ものツバメの巣ができ、利用者の方々が温かく見守っています」という記事が載っていました。私が見かけた駅とは異なる駅でしたが、記事を見て温かい気持ちになりました。

帰り道、またツバメを見られるかなと思い駅前を覗いてみました。しかし、そこに巣はなく、代わりにツバメが巣を作れないような囲いを駅員さんが作っている所でした。

確かに、巣があった場所は改札を抜けてすぐの人が沢山通る場所でした。糞が落ちたり、場合によっては雛が落ちたりすることもあるかもしれませんので、人間にとっては親切だと思います。でも、これから子育てをしようとしていたツバメの事を思うと、何だか複雑な気持ちになりました。
誰にとっての親切なのか、行動する前に少し立ち止まってみようと考えさせる出来事でした。