こころのゆとりを持つために
時々、自宅からJRの最寄り駅まで行く際にバスを利用しています。
私はいつも最前列、つまり運転席のすぐ後ろの席に座ることが多く、
ある時ふと気づいたことがあります。
親切な運転手さんほど、安全に気を配って丁寧な運転をされているのです。
朝の場合なら、乗降口の扉が開くなり「おはようございます」。
停留所が近づき降車のお客様がいると、
「次は○○です。バスが止まるまで座席に掛けたままお待ちください」。
乗車口と降車口が一つのため、停留所に着くなり
「お降りの方がいらっしゃいますので、お待ちください」。
など、いつもきめ細やかなアナウンスや応対をして下さる運転手さん。
停留所から発車する際には必ず、右・正面・左を指さしながら
「よし、よし、よし」と声に出して安全確認されています。
あたりまえのことをきっちりとやる。
プロとして確実な仕事をすることで気持ちに余裕が生まれ、
おもてなしや気遣いができるのだと改めて感じます。
「忙しい、忙しい」が口癖になり、日常の所作が粗雑になってしまいがちな
我が身を振り返り、反省しきりです。
まずは毎日の仕事を丁寧に行い、ゆとりをもって
周りに目配り・気配り・心配りができるようになりたいと思います。