2016年12月17日土曜日

ある日の行動

先月の30日。
会議が行われた新宿からの帰り道での出来事です。

熱海に勤務し、藤沢に住んでいる私は、会議の際の楽しみの1つとして
帰りはロマンスカーに乗っています。(もちろん自費です。)

そこでの出来事。
平日の夜間ですので、社内は混み合い、窓際の席は満席。
通路側の席を購入し、座っておりました。

通路を挟んで、反対側には初老のご夫婦が仲良く座っておりました。
買い込んでいたお菓子やお茶を出し、楽しそうにされていました。

その時…。
男性の方の暖かいお茶のペットボトルのキャップが回らないご様子でした。

「男性のメンツもあるし、楽しそうな雰囲気を壊したら、失礼だろうな」という
自分への言い訳をし、声を掛けない…でいたでしょう、以前なら。

何も考えることもなく、「お開け致しましょうか?」とお声をお掛けしました。
「大丈夫です、大丈夫です。」と男性の方。しかしやはり回らないキャップ。

「お貸しください。コツがあるんですよ。」
そんなやりとりをしながら、ペットボトルをお預かりしました。
「ポシュッ」心地良い音を立てながら、無事にキャップは開きました。
「もうほとんど開いていたみたいですね。」という言葉を添えてお返ししました。

「小さな親切心」を提唱されてから、もうすぐ2年。
意識が変わり、認識が加わると、自然と行動は変わるものなのですね。
そんな今の自分を少し誇らしくも思います。