数か月前、運動中に脚を痛めてしまいました。
あまりの痛さでうまく歩けないので、お休みの日にお医者さんにかかりました。
丁度そのころは8月初め、猛暑が続いた日で、朝から30℃超え、日中は35℃近く
外にいるだけでめまいがしそうな暑さです。
そんな中、病院帰りに足を引きずりながら日傘も帽子もかぶらず歩いていました。
炎天下の日なたの中、ふと後ろから頭の上が日影になり、涼しく感じて振り向くと、
見知らぬご婦人がにっこりと「よかったらそこまでだけど、ご一緒にどうぞ」と言って私を日傘の中に入れてくださいました。
そのご婦人は私が歩く速度に合わせて一緒に日傘を差し続けてくださいました。
途中で別れるとき、私は深くお辞儀とお礼を言い、帰宅しました。
自分が健康な時はまったく感じませんでしたが、いざ怪我や病気をした時に、他人から助けられるありがたさと心地の良さを改めて思わせる出来事でした。