2019年1月12日土曜日

髭剃りのはなし。

皆様こんにちわ。
ここで書く話ではないかもしれませんが髭剃りの話です。

お客様の前に立つ仕事柄、毎朝毎朝髭をそります。

あまり時間に余裕をもって行動しない性格と、
慌ただしい朝ということもあり、いつも時間がありません。

そのため時間との勝負になりますが、
刃物を顔に当てる作業のため本来慎重に時間を掛けなければならないところを
無理矢理急いでやるもので、10日に1回ぐらいの確率で顔を切ります。そして血がでます。
この場合、痛い云々ではなく、非常に厄介な状態に陥ります。
時間は無くなるし、スーツやシャツについた際にはより一層の厄介が訪れます。

仕事と同じく慌てても良いことが起きないのはわかっています。
ただ時間もないのです。少し早く起きればよいのはわかっていますが、
髭剃りの為に早く起きる気力は生まれません。

自分の生活習慣を変えるのは難しそう。
では、髭剃りそのものを変えてみるのはどうだろうと、
最近いろいろな髭剃りを研究しています。

いままでは量販店で買える10本500円くらいのものを使っていました。
価格は安く、構造は非常にシンプル、T字本体には2枚も刃がついている。しかも刃が悪くなったらすぐ次の物に交換できる。
なんて素晴らしい髭剃りだと。

が、もしかすると間違っていたのかもしれません。

インターネットを駆使し調べてみると、髭剃りは奥深く、量販店にはおいていない様々な髭剃りが売られていました。
そしてそれらは各メーカーさんによる特徴や差別化、また肌を可能な限り傷つけない工夫を形にして、製品として世に出していました。

様々な熟慮を基に一本の髭剃りを先日購入しました。
まずヘッド部分が顔の局面に沿ってグリグリ動きます。
実際に試すと稀に見る滑らかさ。深剃りはばっちりで、血もでませんし、痛くない。
少し感動しました。
いつのまに髭剃りとはこんなに進化を遂げているものとはと。
まさに制作者の方々による試行錯誤の賜物だと思います。

その時にふと思ったのが、不動産の生業としている自分はどうだろうかと。
ちゃんと日々工夫しながら、すこしずつでも進化を続けられているのかと思いました。

私たちが何気なく購入している世に出る新しい商品たちは、売るための工夫ではあるのものの、使う人の為の工夫であることにも相違ありません。
常に新しいことを考えて、より良くなるよう工夫し、試行錯誤しながらも結果的に人が喜んでもらえるものを作り上げる。
そんな仕事を提供できるようなプロフェッショナルにならねばと思った、という話です。